書評
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2004/3/ 2
「経済の文明史」
カール・ポランニー著
労働と土地という、本来「人間」であり「自然」であったものが、市場で取引されうる商品だとするフィクションのもとに、現代資本主義・市場経済は成立している。その足元の脆さを指摘し、将来を危惧する筆者の目が鋭い。(2003/10/27)